ハナビラダカラ(2)
和歌山県・南部の打上貝

真野 進
(2002.04.16.)

前回は和歌山県・潮岬産のハナビラダカラ標本貝を計測したが、この個体群は小型で特殊なものであった。
今回は、同じ和歌山県の南部町で打上殻63個を採集したので計測した。

方法

結果及び考察

測定結果

殻長 : g1最小16.3mm、最大25.9mm、平均20.6mm、標準偏差2.27 であった。
この値は、1976年の寒波で死滅した和歌山県白浜で個体群の殻長、20.65 mm と良く一致する。
伸長度: 最小1.28、 最大1.49、平均1.37、標準偏差0.048であった。前回の個体群に比較し円形に近い。
扁平度: 最小0.66、最大0.80、平均0.72、標準偏差0.031であった。
内唇歯: 最少 10個、最多 13個、平均 11.7個であった。
外唇歯: 最少 11個、最多 14個、平均 12.3個であった。

あとがき

今回の標本は、前回と異なり和歌山県の棲息群としては平均的な物のようです。ただ、サンプル数が少なかったため、上の分布図を見ると正規分布とはいかず、母集団を推定するには無理があるようです。
又、チャンスが有れば採集に行きたいものです。