チャイロキヌタ(13)
定点観測 その3

真野 進
(2003.08.16)

 
 今回は、その2として、2003年5月〜7月までの3ヶ月間のデータを示す。
方法    
  採集地(Location) 三浦半島、荒崎
  採集法 打上貝を拾う。(Beached)
目に付いた貝を全部採集する。
  測定法・測定項目  

結果及び考察

 測定結果

     

採集日
(Date)

個体数
(N)

殻高(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

亜成貝
(%)

Mean

±

SD

Max

Min

Mean

±

SD

Mean

±

SD

2003.05.02

278

15.0

±

1.51

20.1

11.0

1.67

±

0.049

0.81

±

0.017

3

2003.06.03

406

15.1

±

1.60

21.3

11.8

1.67

±

0.045

0.81

±

0.019

4

2003.07.14

372

15.1

±

1.58

20.8

11.5

1.66

±

0.047

0.81

±

0.016

3

1.殻長(L)
size
平均殻長は5月-15.0mm、6月-15.1mm、7月-15.1mmだった。
サンプル数が多くなると極めて安定した値を示すようだ。

殻長分布図:

2003.05.

殻長分布図:

2003.06.

殻長分布図:

2003.07.
2.伸長度(W/L) elongate 平均値は1.67、1.67、1.66と安定した値を示した。
3.扁平度(H/W)
 depressed
前報に引き続き平均値は3ヶ月とも0.81と全く同じ値を示した。
4.亜成貝%
young shells
亜成貝の割合は3,4,3%と推移した。前報より幾らか低下したが特に大きな変化とは言えない。
あとがき
 この観測も9ヶ月を過ぎました。この間、報告には載せておりませんが、カミスジダカラの数も調べております。1年間のデータが纏まったところで、メダカラ、チャイロキヌタ、カミスジダカラの個体数比較を行うつもりです。チャイロキヌタはカミスジダカラの北方型ではないか、と言う疑問に何か手がかりが掴みたいと思っております。