前報、2個体の殻の形状について詳しく測定したので報告する。
試料及び方法>
前報に同じ。
結果及び考察
殻測定結果
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画像
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caput01-01 飼育期間 '01.10.16〜'01.12.23. 68日間 |
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| caput01-02 飼育期間 '01.11.18〜'02.01.10 53日間 |
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| 両個体とも既に胎殻は見られず、成熟している。 |
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53日間の飼育だが、左右側面に成貝層肥厚が見られる。 |
あとがき
以前、本州中部、四国のハナマルユキは、側縁の張出が弱くほぼ楕円に近くミカドハナマルユキ(c.mikado Sch. & Sch. 1938)として区別されていましたが今では同一種とされました。
確かに、三浦、房総半島の貝を測定してみると平均的にはミカドハナマルユキの特徴を示すのですが、中には側縁の張り出しの強い個体もあり、種の違いと言うより低温環境による発育速度の違いではないかと思われます。
今回、二匹のハナマルユキ幼貝を飼育し、成貝までは育てることが出来ましたが、南方のハナマルユキのように側縁が張り出すところまでは行きませんでした。水温を変えての飼育で側縁の発達速度が違う事が観察できれば面白いと考えています。
尚、余談ですが写真で見られるとおりcaput01-02の殻は白く変色しています。これは死後4〜5日間、水槽内に放置した為です。生貝から肉抜きをする場合、ハナマルユキのように黒色の強い貝ではしばしば見られる現象で、腐肉による酸化が原因と考えられます。タカラガイのコレクターを悩ませる問題の一つのようです