宮古島にて、多くの打上殻と若干の生貝を採集したので計測を行った。
方法
結果及び考察
測定結果
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個体 |
殻長(L)mm |
伸長度(L/W) |
扁平度(H/W) |
歯(Teeth) |
Subadult |
|||||||||
|
Mean |
± |
SD |
Max |
Min |
Mean |
± |
SD |
Mean |
± |
SD |
内唇(C) |
外唇(L) |
||
|
208
|
17.2 |
± |
3.49 |
29.5 |
11.2 |
1.74 |
± |
0.059 |
0.80 |
± |
0.017 |
14.7 |
13.6 |
3 |
| 採集個体 |
左2個体は、無斑のもの。中の2個体は有斑で、前端部に黒斑を持つものと持たないもの。右2個体は、幼貝の横帯が比較的明確なもの。 |
| 写真 |
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| 1.サイズ (Size) |
殻長 最大29.5mm、最小11.2mm、平均27.2mm、標準偏差3.46であった。この値は、三浦半島より小さく、最小個体は記録サイズの様である。採集した生貝は18mm以上であったが、打上では小さい個体が多く、生息場所の違いが考えられた。 |
| 2.伸長度 (elongate) |
最大1.93、最小1.66、平均1.78、標準偏差0.059であった。 |
| 3.扁平度 (depress) |
最大0.84、最小0.75、平均0.80、標準偏差0.017であった。 |
| 4.歯の数 (teeth) |
内唇歯数は、11-19個(平均14.7個)、外唇歯数は、10-18個(平均13.6個)であった。 |
| 5.若貝 (subadult) |
未成貝は、208個中6個(2.9%)であった。 |
| 6.打上貝 摩耗による変化 |
摩耗によりフナシナツメモドキ(errones f.azurea Schilder,1968)のようになる。 |
| 7.最小個体 | この個体は、11.2mmの最小個体。続タカラガイの大きさについて 西村・淤見 九州の貝 54号 2000年 によればナツメモドキの最小記録は、日本で1.54mm、世界で1.26mmとあるからこの時点との比較では世界最小記録となる。 |
あとがき
ナツメモドキは三浦半島、房総半島では年による増減は有るものの比較的珍しい種類です。しかし、和歌山以南では浅場に棲む極普通で暖かい海を好む種といえます。この度、宮古島で多くの個体を採集することが出来ましたが14mm以下の小さな個体が多かったのには驚きました。転石の下で見つかる生貝ではこのような小さな個体はなく、ヒョットするとここのハナビラダカラの様に、生息場所が異なるのかもしれないと考えております。