房総・白浜の海岸は、房総半島の南端に位置し、黒潮の影響を最も強く受ける所と考えられる。ここの海岸で拾った188個のメダカラについて測定した。
| 方法 | ||
| 採集日(Coll. Date) | 2001年2月16日 | |
| 採集地(Location) | 房総半島(Boso Pen. )・白浜の海岸(Shirahama)、(根本ー坊田) | |
| 採集法 | 打上貝を拾う。(Beached) | |
| 測定法・測定項目 |
結果及び考察
| 1.サイズ(L) size |
最大22.4mm、最小13.4mm、平均17.9mm、標準偏差1.86と内房総、館山湾に比べやや大きいものの、三浦半島の大浦海岸付近のメダカラとほぼ同じ大きさであった。この海岸のチャイロキヌタは非常に大きかったが、メダカラには同じ傾向は見られなかった。 |
| 2.伸長度(W/L) elongate |
最大1.50、最小1.80、平均1.64、標準偏差0.051であった。この平均値は館山湾・西浜海岸と同じであった。 |
| 3.扁平度(H/W) depressed |
最大0.85、最小0.74、平均0.81、標準偏差0.017であった。これも館山湾・西浜海岸と同じ値である。 |
| 4.歯数 teeth |
内唇歯12ー19、平均15.6、外唇歯14ー19、平均15.8個であった。 |
| 5.未成貝 junenile% |
未成貝と思われる個体数をカウントしたが、188個中9個、5%未満と少なかった。未成貝の打上が少ないことは、その海が成熟に適しているとも取れるが、サンプリングによる偏り、未成貝判定の誤差もあり今の段階で結論は出せない。 |
| 6.写真 | 比較的磨れの少ない個体の写真を示す。所謂、洋梨型(pyriform)の個体が多い印象を受けるが、数値化が困難なため断定は出来ない。 |
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写真1 |
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あとがき
房総・白浜のチャイロキヌタの大きさはびっくりする物でした。ひょっとしたらメダカラも、と思ったのですがそれほどではありませんでした。タカラガイの大きさの地域による違いは可成り複雑で、一筋縄ではいかないようです。ただ、今回は白浜の幾つかの海岸で拾ったものを、1サンプルとしたためはっきりとした傾向がでなかった可能性もあります。チャイロキヌタと同じ様な拾い方をしたのですが・・・。