チャイロキヌタと同様にメダカラについても同一海岸で毎月一回、一年を通じての計測を行うこととした。これは、全く遺伝形質の異なる二種間で同時期的にサイズの変化が見られれば、それは遺伝子によるものではなく環境の変化と読みとれるし、二種で独立的に変化があればそれは他個体群からの干渉が有ったと見ることも出来ると考えたからである。
| 方法 | ||
| 採集地(Location) | 三浦半島、荒崎 | |
| 採集法 | 打上貝を拾う。(Beached)1・2月の採集は極力全数を拾う様努力した。 | |
| 測定法・測定項目 |
結果及び考察
測定結果
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(N) |
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| 1.殻長(L) size |
平均殻長は11月-15.8mm、1月-15.5mm、2月-15.5mmであった。 1・2月の測定値が全く同じなのは、全数採集によるサンプル数の多さに依るものと考えられる。 |
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11月については変則的な分布になっていることが分かる。これは、この月のみ全数採集を行わなかった事による偏りと見られる。 |
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| 2.伸長度(W/L) elongate | 平均値は11月 1.66、1・2月 1.67であった。この値はチャイロキヌタと同じといえる。 |
| 3.扁平度(H/W) depressed |
平均値は三月とも0.80と全く同じ値を示した。この値はチャイロキヌタより0.01小さくなっている。 |
| 4.亜成貝% young shells |
亜成貝の割合は11月で9%、1月に7%、2月 8%とチャイロキヌタと異なり、平均した推移となっている。。 |
あとがき
今回測定データに含めませんでしたが、北限のメダカラで出現すると云われる歯の彩色個体を数えて見ました。打上殻のため見落としもあると思われますが、15個体、約2%という結果でした。