カモンダカラ(6)
和歌山県・串本の打上貝

真野 進
(2004.08.16.)

今回は串本の各地で拾った打ち上げ殻について測定した
方法
採集日 2002年2月-2004年7月
採集地 和歌山県・串本 
採集法 打ち上げ殻
測定法・測定項目

結果及び考察

 測定結果

個体
(N)

殻長(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

歯数(Teeth)

Subadult
(%)

Mean

±

SD

Max

Min

Mean

±

SD

Mean

±

SD

内唇(C)

外唇(L)

171

21.4

±

3.04

28.9

12.2

1.47

±

0.070

0.76

±

0.028

15.0

17.3

1

p1
1.サイズ
(Size)
殻長  最大28.9mm、最小12.2mm、平均21.4mm、標準偏差3.04であった。
御前崎の個体群と比べるとバラツキが大きく、特に小さい個体の比率が多くなっている。これは、串本でもオゴクダの浜に小さい個体が多く見られたことに因る。
2.伸長度 
(elongate)
最大1.68、最小1.29、平均1.47、標準偏差0.070であった。
3.扁平度
(depress)
最大0.83、最小0.67、平均0.76、標準偏差0.028であった。
4.歯の数
(teeth)
内唇歯数は、12-18個(平均15.0個)、外唇歯数は、12-22個(平均17.3個)であった。
5.若貝
(subadult)
未成貝は、171個中2個(1.2%)であった。

あとがき
 この種でも、海岸により打ち上げられた貝殻の大きさに差があるようです。異なる海岸と言っても距離的には大したことはなく、隔離による遺伝的な差が生じているとも思われません。そうしてみると生息環境による差と考えるより他が無いのですが、見たところ何処も同じようにしか見えません。栄養、居住空間(チョット表現は変ですが)、波の強さなど何が決定的な要因なのか探ってみたいと思います。