ナシジダカラ(4)
串本・オゴクダの打上貝

真野 進
(2004.09.01.)

串本各地の浜でナシジダカラを拾ったが、オゴクダでは他所よりも小さな個体が多く観られたので、今回はここでの採集品について測定を行った。
方法
採集日 2004年7月
採集地 和歌山県・串本・オゴクダ浜
採集法 死殻
測定法・測定項目

結果及び考察

個体数
(N)

殻高(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

歯(Teeth)

亜成貝
(%)

Mean

±

SD

Max

Min

Mean

±

SD

Mean

±

SD

内唇(C)

外唇(L)

159

15.7

±

2.44

22.7

7.8

1.64

±

0.086

0.81

±

0.022

16.5

15.9

1

矮小個体
 
小さな個体のみを集めた。
通常個体
p1
1.サイズ
(Size)
殻高  最大22.7mm、最小7.8mm、平均15.7mm、標準偏差2.44であった。
この平均値は八丈島の個体群とほぼ同じ大きさだったが個体間の変動が大きい。
2.伸長度 
(elongate)
最大1.84、最小1.42、平均1.64、標準偏差0.086であった。
3.扁平度
(depress)
最大0.86、最小0.74、平均0.81、標準偏差0.022であった。
4.歯の数
(teeth)
内唇歯数は、20-10個(平均16.5個)、外唇歯数は、20-11個(平均15.9個)であった。
5.亜成貝
(sub adult)
亜成貝は、159個中1個(0.6%)であった。

あとがき
 前にも書きましたが、オゴクダ浜には小さな個体が多い様です。他の種でも見た感じですが同様なことがいえるようです。これはこの浜の生息環境の影響か、あるいはここの打上ポイントに細かい砂が多く、このような小さな個体が見つけやすいためか、どちらかであろうと考えております。詳しく調べてみたいのですが、和歌山はあまりにも遠く、頻繁に行くことがかなわず実現は難しそうです。どなたか、トライしてみませんか。