リュウキュウダカラ(1)
宮古島の打上貝

真野 進
(2004.10.01)

リュウキュウダカラは、一部の文献ではウスムラサキダカラとも呼ばれ、pallidula(Gaskoin, 1849)の異名ともされているが、最近ではその特徴から独立種として扱われている。この度宮古島で多くのリュウキュウダカラを拾うことが出来たので計測を行った。
方法    
採集地 沖縄県・宮古島
採集法 打ち上げ貝
測定法・測定項目  

結果及び考察

写真1 形状は洋梨型から円筒状の中間。背の模様は磨れて消えているが、マメシボリダカラとは明らかに異なる。デイトリダカラによく似るが、やや大型。


測定した結果

個体数
(N)

殻高(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

歯数(Teeth)

young
(%)

Mean

±

SD

Max

Min

Mean

±

SD

Mean

±

SD

内唇(C)

外唇(L)

102

19.8

±

2.05

25.4

15.9

1,74

±

0.070

0.80

±

0.023

19.0

18.9

0

殻長 :
(size)

殻長は、最大25.4mm、最小15.9mm、平均19.8mm、標準偏差2.05であった。

伸長度:
(L/W)

伸長度 最小1.57、 最大95、平均1.74、標準偏差0.070であった。

扁平度:
(H/W)

最小0.73、最大0.87、平均0.80、標準偏差0.023であった。他の種に比べバラツキが大きい。

内唇歯:
(columellar teeth)

最少 15個、最多 24個、平均 19.0個であった。

外唇歯:
(labral teeth)

最少 16個、最多 23個、平均 18.9個であった。

あとがき

本種はその産地を沖縄本島南部とするだけで報告が少ないようです。今回、宮古島でも打上殻を多く拾うことが出来、当然の事ながらその分布が宮古島にも広がっていることを知りました。石垣島、台湾などにも広がっている可能性がありますが、どなたかご存じでしたらご一報頂ければ幸いです。