2004年宮古島でリュウキュウダカラの生息を初めて確認したが、その棲息域は一カ所に限られ、本年は、もずく養殖の拡大によると思われる地形の変化とともに生息数の激減が観測された。一方、殻の打上はこの島の他の海岸でも見られることから棲息域は他にもあると思われたが、生貝の確認を出来ずにいた。今年4月採集旅行中、同宿の方に伊良部島で採集されたとの情報を頂き早速様子を見に出かけた。
生息域
伊良部島のリュウキュウダカラの棲息域も、宮古島と同じく砂底のアマモ場でサンゴ礫が散らばるような環境だった。採集した4個体の平均殻長は20ミリメートル(17.2〜23.1)であった。
今回は、時間も短く潮もあまり引かない条件の中だったので全体像を把握する事は出来なかったが、アマモは可成り広い範囲に生育しており、来年は腰を据えて調査必要と思われた。
殻の個体変異
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>左側の個体は、歯間が着色している。 |
あとがき
今年は、宮古島での新産地を見つけることが出来ませんでしたが、思いがけなく、伊良部島で発見しました。伊良部島は宮古島の離島としてフェリーでしか行くことが出来ない島で、それもあってか宮古島に比べて自然が保たれています。しかし、今両島を結ぶ橋の建設が進められており、完成の後には何らかの影響が出るものと危惧されています。そんな中、せめてこのリュウキュウダカラの個体群の調査を行い、記録に残しておきたいと考えております。