ハツユキダカラ(4)
御前崎の打上貝

真野 進
(2004.11.20.)

初めに
 御前崎において採集したハツユキダカラの打上殻が、100個体を超えたので測定を行った。

材料及び方法

採集地・・・・・・・・御前崎・尾高海岸
採集日・・・・・・・・2002年2月ー2004年6月
採集法・・・・・・・・死殻
測定項目・測定法・・・殻長、殻幅、殻高…ノギスにて測定。0.1ミリ未満四捨五入
           歯数…目視

結果及び考察

測定結果

個体数
(N)

殻長(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

歯数
(Teeth)

若貝
(Subadult)
%

mean±SD

max

min

mean±SD

mean±SD

内唇(C)

外唇(L)

157

29.5±4.11

40.1

20.8

1.54±0.058

0.79±0.022

13.8

15.7

7

殻長(Size)

平均29.5mm、標準偏差4.11、最大40.1mm、最小20.8mmであった。
三浦、房総の群と比べると小さい。

伸長度(L/W)

平均1.54、標準偏差0.058、最大1.67、最小1.37であった。

扁平度(H/W)

平均0.79、標準偏差0.022、最大0.83、最小0.71であった。

歯数(Teeth)

内唇歯平均13.8、外唇歯平均15.7であった。

若貝(Subadult)%

サンブル中未成熟の若貝の割合は7%であった。


ハツユキダカラは産地による変異が少ない。

あとがき
 御前崎に通うようになったのは2000年12月と、比較的早いのですが、家からの距離が遠く年に1・2回がせいぜいでした。それが今年から家の事情もあり毎月通えるようになり、急激に採集個体数が増えました。又、時期によるのか新鮮殻が大量にあがっていることもあります。よほどの生息数と察せられますが、海にはいることが出来ず確かめていません。