アヤメダカラ(3)

和歌山・串本の打上貝

真野 進
(2006.8.01)

アヤメダカラは比較的少ない種類だが、串本付近では多くの打上貝を拾うことが出来る。

方法

 

 

採集地

和歌山県・串本近辺の海岸

採集日

2003年7月ー2006年7月

採集法

打上貝

測定法・測定項目

  

測定結果

個体数
(N)

殻高(L)mm

伸長度(L/W)

扁平度(H/W)

歯数(Teeth)

young
(%)

Mean

±

SD

Max

Min

Mean

±

SD

Mean

±

SD

内唇(C)

外唇(L)

120

20.6

±

2.28

26.9

14.4

1.49

±

0.057

0.77

±

0.020

15.8

18.6

1

殻長 :
(size)

殻長は、最大26.9mm、最小14.4mm、平均20.6mm、標準偏差2.28であった。この平均値は総合表に示したとおり、緯度的にはほぼ同じ八丈島の値より大きかった。最大個体は八丈島とほぼ同じであったが最小個体は小さく、標準偏差も大きかった。

伸長度:
(L/W)

伸長度 最小1.36、 最大1.64、平均1.49、標準偏差0.057であった。

扁平度:
(H/W)

最小0.69、最大0.83、平均0.77、標準偏差0.020であった。

歯数:
(teeth)

columellar teeth 最少 13個、最多 20個、平均 15.8個であった。
labral teeth    最少 14個、最多 22個、平均 18.6個であった。

あとがき

 アヤメダカラの多さは、八丈島と同じようにウミトサカ類が多いことと関係しているのかも知れません。ただ、八丈島では海底の貝溜まりで拾ったのに対し、串本では打上採集であったため、残念ながら、状態の良いものは有りませんでした。